高知東年金事務所(高知県高知市)
年金セミナーでは養護学校父兄OBが障害年金手続体験談を講演
――中村 隆一 副所長
中村隆一副所長は、2013年1月四国ブロック本部高松記録突合センターグループ長、同年4月組織改革により香川事務センター突合記録審査グループ長を経験した。そして2014年10月現職に就任。総務調整課の課長も併任する。
「当事務所は、風通しが良い事務所だと思います。偶然、私自身、厚生年金適用調査課長、厚生年金徴収課長、お客様相談室長とほぼ同じ年代なので、相談しながら、一体感を持って仕事をしています。現在は管理職すべてが高知出身者になったこともあり、意思疎通などにおいても、仕事を進めやすい雰囲気があります」
地域年金展開事業を担当する中村副所長は、年金委員活動支援事業では職域型年金委員の研修会を年2回実施。地域型年金委員にも連絡会議を開催している。
「職域型の会議は県下の年金事務所ごとに開催しています。一方、地域型について県内全域の会議を高知東年金事務所で開催しましたが、今年は年金事務所の管轄地域ごとに、4半期ごとの連絡会議の開催を考えています」と話す中村副所長は、地域型年金委員の活動を活発化させる考えだ。
地域年金展開事業のなかでも、2018年度は大学・短期大学・高校・専門学校等での年金セミナーを20回以上開催した。
「開催した学校での評判は上々で、翌年も開催してほしいとよく言われます。講師を務める職員にとってもプレゼンテーション能力を高めるいい機会になりますし、説明用の資料を自分で作成するので、職員のスキルアップにもつながっています」
養護学校高等部で開催した年金セミナーでは、卒業生の保護者にも参加してもらった。障害年金の請求手続をしたときの体験談などを話してもらい、それに対して事務所職員がアドバイスをするようにしたところ、セミナーに参加した生徒の父兄からはたいへん参考になったとの感想が寄せられた。今年8月にはろう学校でも年金セミナーを予定している。