2019年度厚労省予算、修正案のとおり成立
2019年3月27日、2019年度予算が参院本会議で自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立した。社会保障費や防衛費の拡大により、一般会計総額は101兆4,571億円と、過去最大となった。厚生労働省では、2019年1月に発覚した「毎月勤労統計」の不正調査問題により雇用保険などに追加給付が必要となり、同月18日に予算の修正案を閣議決定し直す事態となっていた。修正案は国庫負担分の6億5,000万円の追加計上となったが、案のとおり成立した(表1)。2019年度予算の社会保障関係費の内訳は、年金・医療がそれぞれ約38%、介護が約10%、福祉等が約14%、雇用0.1%となっている(図1)。
表1 2019年度厚生労働省予算額
図1 2019年度予算案の社会保障関係費の内訳