都城年金事務所(宮崎県都城市)
職場環境をよくして、よりよいサービスの提供を心がける
――小野剛副所長
小野剛副所長
小野剛副所長は、2011年10月に大分年金事務所の国民年金課長、2015年4月に鹿児島県の鹿屋年金事務所の厚生年金適用調査課長を経て、2017年4月に都城年金事務所の副所長に着任した。事務所内では総務全般の業務を担っている。
「お客様対応にも関わりますし、職員が集中できるよう働きやすい環境づくりに努めています。事務所全体は所長や課長を含め、風通しもよくいい雰囲気だと思います。やはりコミュニケーションがうまくとれていないと、下からの意見も上がりづらくなってしまいます」
事務所内部にセミナー委員会を設け若手職員を中心に講師を養成
年金委員との関係では、毎年11月の年金月間の際に都城・串間・小林の各地域で研修会を開催。連携強化を図っている。特に地域型年金委員については、2017年から社会保険労務士5名、職域型年金委員を務め会社を退職した人3名を新たに委嘱した。
「地域年金委員については、地域にどう定着させていくかが課題です。現在、民生委員の方やケースワーカー向けに説明会を開催し、委嘱依頼しているところです。これらの方々は地域住民の方とも密接に関係しますので、年金制度、特に国民年金の保険料納付や免除制度の知識を持っていただくことで、お客様に直接メリットが伝わると考えています」
小野副所長は、制度周知の裾野を広げることの重要性をこう指摘する。
地域年金展開事業については、2018年度は管内の4年制大学1校、専門学校5校、高校3校で、年金セミナーを実施する。講師は事務所職員が務める。
「事務所内部にセミナー委員会をつくり、若手職員を中心に講師の養成を行っています。年金委員にお願いして、市町村や地域の自治会、企業などでも年金制度説明会の実施を呼びかけています」と話す小野副所長。最後に、
「職場環境をよくして、よりよいサービスの提供を心がけていくことが私の務めだと考えています」と抱負を語ってくれた。