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年金広報タイトル

︱2018.6.15 6月号 (通巻708号) Vol.63

掲載:2018年6月15日
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滋賀県栗東市 福祉部保険年金課

平成30年度
市区町村国民年金事業功績厚生労働大臣表彰受賞!
ワンストップの年金相談と独自のチェックシートで
住民サービスの向上を

 4月21日、平成30年度市区町村国民年金事業功績厚生労働大臣表彰が行われ、滋賀県栗東市のほか3市区町村(秋田県南秋田郡大潟村・富山県南砺市・兵庫県神戸市)が受賞。国民年金事業に対する功績が特に顕著で、他の市区町村の模範となると認められた。東京で開催された表彰式に、栗東市からは野村昌弘市長が出席。表彰状が授与され、受賞の市区町村を代表して謝辞を述べた。今回は厚労大臣賞を受賞した滋賀県栗東市を訪ね、国民年金事業の取り組みについて、同市福祉部保険年金課の山本康子課長と同課年金係の竹山和代係長にインタビューした。

栗東市のデータ

〇人口
68,817人(うち、20~59歳は37,191人、65歳以上は12,798人)

 *平成30年3月末現在

〇第1号被保険者 6,756人
任意加入被保険者  55人

 *平成30年3月末現在

〇免除者数
2,863人(うち、法定免除は435人、申請免除は2,428人<・全額免除942人、一部免除231人、納付猶予315人、学生納付特例940人>)

 *平成30年3月末現在

〇国民年金受給者
老齢基礎年金11,727人
障害基礎年金 154人
遺族基礎年金 104人

 *平成28年3月末現在

〇国民年金担当者数
本庁 4人(年金係長1人、正規担当職員1人、臨時職員2人)

 *平成30年4月1日現在

資料① 栗東市の特色資料① 栗東市の特色

 滋賀県の南部に位置し、市の北部は平坦地、南部は緑豊かな山地となっている。国道1号・8号の通過、名神高速道路栗東インターチェンジの設置など、交通の要衝として、製造業・商業・流通業など数多くの企業が立地している。
 また、平成3年、JR琵琶湖線栗東駅が開設されたことにより、京阪神への通勤圏となり、大規模な住宅整備が進み、人口増加が続いている。
 平成13年10月1日、滋賀県内8番目の市として「栗東市」が誕生。「ひと・まち・環境ともに育む『健やか・にぎわい都市』栗東」の実現に向け、まちづくりを進めている。

*栗東市のホームページより引用・編集。
http://www.city.ritto.lg.jp/shisei/gaiyou/4398.html

総合窓口でのワンストップサービスで転入時に確実な年金相談につなげる

――厚生労働大臣賞を受賞された栗東市では、国民年金事業において、①総合窓口でのワンストップ年金相談体制②独自のチェックシートを用い、届出に誤りを発生させない取組み③可搬型窓口装置の導入について、近隣市にも推奨し、年金事務所への照会件数の減少に貢献――の3つの取り組みが評価されたと伺っています。そこで、まず、「総合窓口でのワンストップ年金相談体制」ということでは、どのように取り組まれているのでしょうか。

山本課長 栗東市では平成16年に、住民異動に伴う手続について、窓口を一元化した総合窓口を設け、住民が庁内を移動することなく各種届出・手続ができるように、窓口業務のワンストップサービスを始めました。転出入のため、来庁されるお客様に対して、総合窓口において、たとえば国民年金に関係することであれば、保険年金課の年金係につないでもらうのですが、年金に限らず、障害福祉、生活保護、子育て支援など、それぞれ担当する課は違っても、ワンストップサービスということで、お客様に担当課ごとの窓口に移動してもらうのではなく、それぞれの担当課の職員が総合窓口に出向いて対応するようにしました。
 国民年金保険料の納付率が、ここ2、3年伸びが近隣市の中でも大きいということ(資料②参照)も表彰では評価され、これまで続けてきたワンストップサービスが、転出入が多く、人口も増加している栗東市にあって、効果的に納付率の向上につながり、それが数字の伸びになって表れた結果だと感じています。

資料② 国民年金保険料の納付率の推移(現年度分)資料② 国民年金保険料の納付率の推移(現年度分)

*厚生労働省ホームページより。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/toukei/index.html

――具体的には、どのように総合窓口でのワンストップによる年金相談を実践されているのでしょうか。

竹山係長 来庁されたお客様が、たとえば第1号被保険者である方の転入であれば、免除申請の手続をしているのかどうか、保険料の未納期間がないかなどをすべて確認したうえで、総合窓口に年金係の職員が移動して、必要な手続やお客様に関係する案内について説明します。そうした場合、このたびお客様が窓口にいらした用件とは直接関係なくても、行政の立場から総合的に判断をさせていただき、必要な手続きがあれば、総合窓口から担当する課につないで、ご案内するようにしています。国民年金事業で言えば、転入届の際にはもれなく国民年金への加入や、該当する方であれば、免除制度についてご案内しています。このときに活用しているのが、お客様が記載しやすいように工夫して同市において作成した「国民年金被保険者 各種届」(書類①)と保険料免除のチラシ(書類②)です

書類① 国民年金被保険者 各種届書類① 国民年金被保険者 各種届

書類① 国民年金被保険者 各種届

書類② 保険料免除のチラシ【表面】書類② 保険料免除のチラシ【表面】

書類② 保険料免除のチラシ【表面】

書類② 保険料免除のチラシ【裏面】書類② 保険料免除のチラシ【裏面】

書類② 保険料免除のチラシ【裏面】

――転入届などで来庁する住民を総合窓口でのワンストップサービスにより、年金相談にご案内することで、本人が自覚していなくても、必要な届出や手続ができるわけですね。では、直接、保険年金課の窓口に来た住民に対しては、どのような対応を心がけていますか。

山本課長 栗東市の保険年金課は、国民健康保険係、高齢者医療係、当市が実施する医療費の一部助成を行う福祉医療係、国民年金事業を担当する年金係の4つの係からなりますが、同課内においても各係間の連携によるワンストップサービスを実践して、住民本位の利便性の高い情報や届出等の案内を担当職員から提供しています。特に国民健康保険と国民年金とは関連する届出や手続が多いので、国保の加入だけをメインで来られるお客様が結構多いのですが、そこはもれなく、必ず国民年金にもいっしょにご加入いただくよう案内しています。

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