大分県大分市 市民部国保年金課国民年金室
食、温泉、アート、ラグビーW杯…と魅力が盛りだくさん
―― 来年8月23日(木)・24日(金)に開催される全国都市国民年金協議会は、大分市で開催されます。ホスト市として、大分の魅力をPRしていただけますでしょうか。
(左)大分名物「とり天」。(右)季節の新鮮な魚の切り身を醤油やみりん等を合わせたたれに漬けた「りゅうきゅう」も大分の味。
宮下佳代室長(以下、宮下。敬称略) 大分の魅力というと、まずは海の幸にも山の幸にも恵まれ、食べ物がおいしいということですね。なかでも「とり天」は大分のソウルフードとして人気です。
那須尚美次長(以下、那須。敬称略)ほかの県では鶏肉の「から揚げ」が一般的ですが、大分の場合は鶏肉をから揚げではなく「天ぷら」にして、しかもからしや酢醤油を付けて、カボスも絞って食べるんです。それが「とり天」です。
宮下 同じとり天でも、それぞれの家庭やお店ごとに個性があるんですよ。
那須 ほかには、季節の新鮮な魚の切り身を醤油やみりん等を合わせたたれに漬けこんだ「りゅうきゅう」も、家庭でも作る定番メニューです。市内の居酒屋でつきだしとして出ることが多いですね。
宮下 そして、何と言っても有名なのが、大分ブランド「関あじ・関さば」! 皆様にも一度ぜひ食べていただきたいです。
―― 大分は街の再開発も進んでいるようですね。
2015年に再開発された大分駅前。
まるでケーキのような形をした公衆トイレ(ふないアクアパーク内)。
宮下 2015年にJR大分駅周辺が再開発されて、高層の駅ビルもオープンしました。また、大分市はアートのまちづくりも進めていて、まちなかでもさまざまなアート作品を目にすることができます。2015年には大分県立美術館(OPAM)もオープンして大盛況です。
那須 2015年夏には、トイレとアートを融合した「トイレンナーレ」というイベントも開催されました。いまも、まるでケーキのような形をしたものや夕暮れになると外壁の鏡に市民が描いた「絵」が映し出されるものなど、アート作品に生まれ変わった公衆トイレが街中にあって、実際に使用できるんですよ。
―― 使うときちょっとドキドキですね(笑)
宮下 このほか、来年10月6日(土)~11月25日(日)に「第33回 国民文化祭・おおいた2018」「第18回 全国障害者芸術・文化祭おおいた大会」が開催される予定で、アート作品の展示や、オペラなどの音楽、舞踏やダンスなどのさまざまな催しが行われます。また、2019年にはラグビーワールドカップの試合が大分市でも開催されるので、大分市への注目度はますます高まっているところです。
―― 大分県は、温泉の源泉総数・湧出量がともに全国1位の県でもあるそうですね。
那須 現在、大分県全体で「日本一のおんせん県おおいた」と銘打って観光PRしています。別府や湯布院などが有名ですが、大分市内もたくさんの温泉が出ていて、多くの方が利用しているんですよ。ほかにも大分市内には、野生のサルの餌付けで有名な「高崎山自然動物園」や、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」など、見どころがたくさんありますから、ぜひ大分を満喫していってください。
―― 来年の全国都市国民年金協議会への準備はもう進めていらっしゃると思いますが、九州ブロックの自治体の様子はどうですか?
那須 九州ブロックは九州・沖縄に118市あり、組織として大きく、九州都市国民年金協議会の活動はすごく盛んで、毎回大勢の方々が集まって普段の実務や制度の話し合いをしています。今年は5月に大分県豊後大野市で開催して、そこで出た意見や要望を今年の全国都市国民年金協議会に上げました。また、来年1月には大分県の都市国民年金協議会が、5月には九州都市国民年金協議会が予定されているので、大分県内をはじめ、九州ブロックの皆さんにもご協力をお願いしているところです。