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岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係

 羽島市は人口約6万8,000人で、国民年金の第1号被保険者数は約8,500人。名古屋から新幹線で一駅であり、交通至便なまちであり、また、江戸時代の仏師・円空の出身地、繊維業で発展したまちとしても知られている。羽島市の国民年金係の窓口が受ける相談件数は1日当たり約30件。都心の自治体とは違って市民との距離が近いため、お客様のなかには日ごろ近所で出会う顔見知りという人も少なくない。お客様が何を希望しているかを表情や反応などからも読み取りながら、その方に必要な情報を提供できるように努めている。

新幹線駅、私鉄、高速道路のICがある「交通の要所」

 羽島市は岐阜県内で唯一、新幹線駅があり、名鉄の路線や高速道路のインターチェンジもあることから、交通の要所となっている。また、江戸時代から明治時代にかけては「美濃縞」と呼ばれる綿織物の産地であり、その後も繊維のまちとして栄えてきた。特に、「(織機を)ガチャンと織れば万の金が儲かる」といわれた昭和25年以降の「ガチャマン景気」の頃には多くの家が機織り工場を営み、まちじゅうで機織りの音が聞こえていたという。現在、市内には日本中から集められたファッション衣料用生地や素材10万点以上を展示・販売する国内最大のテキスタイル資料館「テキスタイルマテリアルセンター」があり、全国からアパレル・テキスタイル関係者が足を運ぶのはもちろん、海外からもバイヤーや有名デザイナーが来るという。
 さらに、素朴な木彫りの仏像を生涯に約12万体作ったといわれる江戸時代の修行僧・仏師、円空の出身地でもある。岐阜羽島駅前には円空が作った仏像をイメージしたモニュメントが置かれているほか、市内のあちこちに地元愛好家が円空仏を模して製作した木彫りの仏像が置かれ、市民の心を癒している。
 「食」の面では、かつて市内には蓮田が広がっていたことからレンコン栽培が盛んで、最近はレンコンをかつ丼風に調理した「レンコンかつ丼」がB級グルメとして人気。また、昔から毎年6月30日の「みそぎ祭り」の日に無病息災を祈って地元の人々が食べてきた「みそぎ団子」(団子のなかに餡子を入れ、八丁味噌をかけて焼いたもの)が、いまは羽島名物として広く知られている。

岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係< 写真1

市内には、千本格子のある古い家屋とまち並み(江戸末期~明治)がいまも残され、映画の撮影等にも使われている。

岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係 写真2

明治時代の土蔵を改修して平成28年にオープンした、羽島市の観光交流センター「ぐるっと羽島」。市民により、伝統の綿織物「美濃縞」を綿の栽培段階から作る活動も行われている。

岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係 写真3

藤の名所である「竹鼻別院」に隣接する蓮田。市内ではレンコン栽培が盛ん。

岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係 写真4

新幹線が止まるJR岐阜羽島駅前には、地元出身の仏師・円空の彫った仏像をイメージしたモニュメントが。

岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係 写真4

「円空ロード」には、地元愛好家が円空の仏を模して彫った仏像が並ぶ。

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