長野北年金事務所(長野県長野市)
「牛にひかれて善光寺参り」の言葉で知られる善光寺(長野市)。長野五輪の開会式では「平和の鐘」として善光寺の鐘が開会の合図を告げた。
北陸新幹線開業に伴い、善光寺の門前町をイメージする駅舎にリニューアルされた長野駅。
栗の産地であり、葛飾北斎が過ごした小布施町。道は花や緑でいろどられ、趣のある街並みに整備されている。
岩松院(小布施町)には、葛飾北斎の晩年の傑作といわれる天井画「八方睨み鳳凰図」や、小林一茶が「痩せかえる 負けるな一茶 これにあり」と詠んだといわれる「蛙合戦の池」がある。
建立600年以上になる浄光寺(小布施町)。自然石の石段に圧倒される。
課員が働きやすい職場を作ることが、納付率アップにつながる
竹杉公秀国民年金課長は、新潟県の三条年金事務所の厚生年金徴収課長を経て、今年4月に長野北年金事務所に着任した。
管内の市町村との関係は良好。着任直後の4月には、同じく4月に着任したお客様相談室長とともに、管内の全市町村を回って挨拶した。「管内は広いので、3日に分けて回りました」。(竹杉課長)。
管内の国民年金保険料の納付率は、平成28年度は79.6%。まじめな気質の人が多いといわれる長野だからか全国的に見ると高い納付率だが、竹杉課長の前任地の新潟県はさらに高い納付率であったため、「新潟県での取り組みや経験をパクりながら(笑)、長野北管内の納付率を上げていきたいです」と話す。
納付率アップの対策としては、市場化テスト業者の活用や、20歳の職権適用、強制徴収、免除勧奨など、やれることはすべてやってきたといえ、案内文書も長野北はかなり多めに送っている。そこで、今後は違うアプローチもしたいと方法を摸索中。特別催告状も今年度から制限がかかるので、より効果的な時期・層に効果的な方法で送ることが求められ、そのための分析等も必要になってくる。
そして、目標達成に向けて、最も重要だと竹杉課長が考えているのが課員。事業の推進には課員全員の力が不可欠です。窓口、電話対応も最前線に立つのは課員なので感謝の気持ちを忘れずに課員に感謝しつつ、課員が仕事をしやすい環境を作っていきたいです」(竹杉課長)。