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社会保障審議会資金運用部会が開始

平成29年4月17日、厚生労働省社会保障審議会に新設された「資金運用部会」の第1回が開催された。これは、平成28年2月8日の「GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革に係る議論の整理」において、年金積立金管理運用独立行政法人のガバナンスを強化するために社会保障審議会に新会議体を設置し、年金積立金運用に関する重要事項を審議することの必要性が提言されたことを受けている。さらに「公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律」が平成29年10月1日より施行されることが決定し、年金積立金管理運用独立行政法人の中期目標の策定、基本ポートフォリオを含む中期計画の認可、法人評価等を行うときは、社会保障審議会に諮問しなければならないこととされた。当資金運用部会はこうした状況を踏まえての設置となった。今後は年金積立金管理運用独立行政法人の役員の任命基準の検討や関連する法令の施行に向けた準備のほか、年金積立金の管理運用に関し必要な事項を順次議論していくこととなっている。

資金運用部会の審議事項

  • 年金積立金管理運用独立行政法人の中期目標の策定・変更、中期計画(基本ポートフォリオを含む)の認可、実績評価(審議会への諮問事項)
  • 年金積立金管理運用独立行政法人の業務方法書の認可(軽微な変更を除く)
  • 年金積立金管理運用独立行政法人の役員の任命基準
  • その他年金積立金の管理及び運用に関する調査・審議
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