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富山年金事務所(富山県富山市)

 南東に雄大な立山連峰を一望し、北は日本海に面する富山市は、海抜ゼロメートルから3,000メートル級までの自然を有するまち。なかでも富山湾は、ホタルイカや白エビなどの魚介類の宝庫としても知られている。富山年金事務所は富山市1市を管轄する年金事務所。平成28年度上期は総合評価で全国1位を獲得し、各課の評価も全国において高い位置を占める。職員全員が1位をめざして一丸となって取り組んでいること、さらに管轄である富山市とも逐次情報を共有するなど足並みをそろえて取り組んでいることも大きく奏功しているといえる。
富山年金事務所 写真1

富山市内から立山連峰が一望できる

富山年金事務所 写真2

富山市は江戸から明治時代まで北前船の寄港地としても栄えた。当時の廻船問屋が建ち並ぶ歴史的街並みが残されている

富山年金事務所 写真3

富山市は市民の利便性のため、LRT(ライトレール)を活用したコンパクトなまちづくりに取り組んでいることでも有名

所長と職員の橋渡しをして事業実績のさらなる向上につなげる

 桑原元且副所長は、名古屋の昭和年金事務所、岐阜北年金事務所を経て、平成28年4月に富山年金事務所副所長に着任した。
 副所長として心がけているのは、所長の意に沿ったサポートをすることと、所長と課長たち職員の間に立って橋渡しすること。「それが事務所全体の事業成績向上につながると考えています」(桑原副所長)。
 また、総務調整課長も兼務しているため、事務所内全体の様子にも気を配る。「特に冬の富山市は雪が多く降るため、駐車場の雪かきや、融雪装置の確認なども行い、お客様が来所しやすいように気を配っています」(桑原副所長)。
 地域年金展開事業に関しては、セミナーの開催回数を増やすため、年金推進委員の協力を得たり、学校等にハガキを送ったりしながら開催を案内している。今年は1大学、1短大、1専門学校、7高校で実施。1つの学校で3クラスなど複数クラス、あるいは全クラスをお願いされることもある。「1度実施させていただいたところは翌年以降もやらせていただくとともに、新しいところも拡大していきます」。
 今後の抱負は、やはり事業実績の1位維持。「1位になってもさらに上を目指し、『去年の自分を超える』というつもりで職員全員で取り組んでいきたいと思います」(桑原副所長)。

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