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中福岡年金事務所 福岡県

 中福岡年金事務所は、福岡市の中心部である中央区を管轄する年金事務所。福岡県は国民年金の納付率が低迷していることから納付率向上が特に課題であり、同事務所でも山口一成所長のもと、納付率向上に向けた対策に力を入れている。また、商業地域に位置することから事業所からの相談件数が多いのが特徴。日本年金機構が進める組織改編に伴って国民年金業務とお客様相談室の業務に集約された場合も事業所からの相談はあると考え、職員全員が社会保険関連の相談にも対応できるよう今年10月から勉強会を開始した。どのような相談が来てもワンストップで対応できる窓口体制をつくるという。

商業地域に位置し、住民よりも事業所からの相談が多い

ねんきん最前線 市町村VOICE 写真1 ねんきん最前線 市町村VOICE 写真1管轄する中央区内には、福岡市民の憩いの場である大濠公園や、黒田官兵衛ゆかりの福岡城跡もある。 ねんきん最前線 市町村VOICE 写真1福岡名物の屋台が数多く並ぶ中州界隈。川を挟んで右側が、中福岡年金事務所が管轄する中央区。

 福岡市内には博多、東福岡、西福岡、南福岡、中福岡の計5つの年金事務所があるが、そのなかで中福岡年金事務所は中央区のみを管轄する年金事務所である。また、博多年金事務所が福岡県全体における代表事務所であるのに対し、中福岡年金事務所は福岡市に対する代表事務所となっており、国民年金に関する所得情報等に関する折衝も、福岡市内5事務所を代表して中福岡年金事務所が行っている。
 職員数は全体で41名。内訳は、内訳は正職員22名、准職員1名、有期職員18名、アシスタント職員1名。山口一成所長は、浜田年金事務所長(島根県)、東京本部事業企画グループ、九州ブロック本部(当時)の国民年金支援グループを経て、2015年4月から中福岡年金事務所長に着任した。
 管内の特徴は、博多名物の屋台で有名な中州や、繁華街の天神などを有する、商業地域であること。そのため住居を構える人は少なく、事務所を訪れる相談者も個人の住民よりも事業者が多い。また、九州電力や福岡銀行など、大企業の拠点も多いため、毎年4月の異動の時期は、大量の書類の受付けで窓口は多忙を極める。「個人のお客様は1日60名、多くて80名程度ですが、事業者の相談は多いときは150件にものぼります」と山口所長は説明する。

 相談ブースは10あるが、そのうち5つは厚生年金適用調査・厚生年金徴収関係のブース。残り4つはお客様相談室のブース。加えて、離婚したケースや重要な相談があるケースなど、「周りに話し声が聞こえたら心配」という方などのために、個室の臨時ブースもお客様相談室用に1つ設けている。
 業務で難しさを感じることは、事業所の入れ替わりが激しいこと。飲食店やサービス業の事業所のなかにはマンションの一室などに事業登録している規模の小さなところも多く、住所変更などで所在不明となり連絡がつかなくなったり、住所登録した場所に職員が行っても不在だったりということも多い。法人としての実態がないのに健康保険を使う目的で適用を受け続けようとする事業所などがあってはならないため、現在、事業実態のない事業所の整理に取り組んでいる。

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