広島東年金事務所(広島)
人材育成はまず健康管理から。ストレスチェックを推進
2名いる副所長のうちのもう1名は、山崎孝浩副所長。高知市出身で、高松の四国ブロック本部(現:機構本部直轄の監査グループ)、高知西年金事務所を経て、今年4月に広島東年金事務所に着任した。前出の村上副所長が総務担当であったのに対し、山崎副所長は業務全般と、総務のうちのコンプライアンス系の部を担当している。
広島東年金事務所は中国地方で最大規模の年金事務所。「私にとっては、これまで勤務した年金事務所に比べて職員数も倍近く、建物も5階建てでフロアがわかれているので、職員全員の名前と顔を覚えるのに苦労しています(笑)。着任してまだ4カ月だからというのもありますが、できるだけ職員とコミュケーションをとるよう努めているところです」(山崎副所長)。
しかも、来年2月には厚生年金適用調査課と徴収課の機能集約、来年4月には中国地域全体を統括する事務所となるため、職員数は総勢100人近くなると予想される。
「ますますコミュニケーションをとるのが大変になるのではと心配があるので、そういうことも含めて、日ごろから職員同士がコミュニケーションをとれるよう図りたいと思っています」(山崎副所長)。
業務でいま力を入れているのは、事務処理誤りをなくしていくこと。「誤交付・誤送付・誤送信の3つをなくしていく。毎日、郵送物がない日はなく、誤りがいつ起こってもおかしくない状況ではあるので、日々気をつけていかないといけないと思っています」(山崎副所長)。
人材育成も山崎副所長の担当。「私たちの仕事は、何か良い物を製造して売るという仕事とは違い、人と人とが接する仕事であり、どれくらいサービスに満足していただけるかというところで勝負していくことになるので、自分も含めて人材育成は重要なテーマだと思っています」(山崎副所長)。
昨年12月からは、職員のストレスチェックが始まり、広島東年金事務所でも超過勤務の縮減を目指している。「人材育成をするにもまず健康が基本。事務所全体の業務も、職員の健康で成り立つと考えて取り組んでいきます」(山崎副所長)。