広島東年金事務所(広島)
職員増を機に地域年金展開事業が好調
広島東年金事務所は広島県の代表事務所であるため、副所長が2名いる。このうち村上哲也副所長は、鳥取事務センターを経て平成26年10月より現職で、総務調整課長も併任している。副所長としては、広島東年金事務所としての業務と、代表事務所として県内の年金事務所の取りまとめなど対外的な業務を担当している。
副所長としての仕事と総務調整課長としての仕事のバランスをとるだけでなく、事務所としての仕事と対外的な仕事のバランスをとることにも苦労してきたが、総務調整課は今年4月に職員が増えて計5人となり、それぞれの仕事に集中できるようになった。
「地域年金展開事業にもより力を入れられるようになり、学校で行う年金セミナーの開催回数も増えていて、もう1名の副所長とも協力し、昨年度は9回実施したところです。今年度は新しい予約のほか、昨年実施した学校からもリピートの予約もあるので、年度内の地域年金展開事業も回数を伸ばして順調に実施できると思われます」(村上哲也副所長)。
地域年金展開事業を担当しているのは総務調整課と年金セミナーPTメンバー5名、加えて地域年金推進委員2名の協力も得ている。人手が増える前は余裕がなく、セミナー開催の打診も手紙や文書で行っていたが、いまは直接学校に行って打診しており、それがセミナー回数の増加につながったといえる。
村上副所長の出身は、山本所長と同じ福山市。「所長とは若いときから一緒に仕事をさせてもらっているというのもあって、所長がこういうふうな考えをお持ちだというのもだいたいわかり、仕事がやりやすい。幸せな職場環境だと思います。やはりお互いに昔から知っていて、その土地がどういうところかもわかって話ができるというのは大きいですね」(村上副所長)。
今後の目標は、同事業所の実績は現在上り調子にあるので、ある一定のラインまで到達した後は、ルーティンでも順調に進むような体制をつくりあげること。「職員が増えればそれでよしではなく、職員の育成も進め、私が異動したり職員が入れ替わったりした後も周りの職員が調整して動かしていける土台を作っていくということです。また、私個人の目標としては、所長にもよく言われますが、今までの経験を生かしてそろそろ後進を指導する立場になること、所長の登用試験を受けるところも一つ目標として持たないといけないかなと思っています。それは、山本所長の下で働くようになってからそう考えるようになりました。山本所長に近づけるように、副所長として所長の仕事を支えるとともに、総務調整課の職員と一緒に自分もステップアップしていきたいと思います」(村上副所長)。