札幌東年金事務所(北海道)
地域に貢献する年金事務所づくりも視野に
安藤郁弥副所長は民間出身。2010年1月に機構に入り、岡山西年金事務所を経て、2013年4月より現職。民間時代はアウトプレイスメント(再就職支援)の会社でカウンセリング業務に就き、また、社会保険労務士の資格を持ち年金関連のセミナーなども開催していたため、これまでの経験が年金事務所での業務に活かされている。
地域年金展開事業では、学校での年金セミナーに力を入れている。「開催数は専門学校が一番多く、次に高校、大学と続きます。実施校は徐々に増えていて、昨年は年間20回以上開催し、今年は30回くらいの開催数になるのではないかと見込んでいます」(安藤副所長)。
セミナーを受講した学生にアンケートで感想を聞くと、「年金のことを初めて知った」「年金は社会にとって大事なことだと思った」などの回答が寄せられ好評。
副所長は総務課長も兼務しているため、いかに事務所全体をスムーズに運営するかに気を配っている。「北海道で最大規模の事務所であり職員数も多い。みんなで助け合って職務を遂行するため、仕事のしやすい職場づくりが重要だと思っています」(安藤副所長)。
将来的には何らかの形で地域に貢献できる事務所にもなればと考えている。「例えば福祉サービス全般についての資料や情報がここにくれば入手できるというようなことができればと。近隣には住宅も多くあり、年金事務所が地域の方に気軽に利用していただける身近な存在になることが、国民の信頼を得る一助となるのではないかと思います」(安藤副所長)。