福島県福島市 市民部国保年金課国民年金係
年金事務所とは地理的にも心理的にも距離が近い
― 年金事務所との関係はいかがですか。
橘内 福島市を管轄する東北福島年金事務所は、市役所のすぐ近く、歩いて3〜4分のところにあるんです。市に相談に来る方のなかには、本来は市で受け入れられない相談の方もいらっしゃるので、そんなときは2回も説明していただくことになってしまわぬよう、年金事務所をご案内しています。近くて大変助かっています。
佐藤 そういう地の利もあって、年金事務所とは顔の見える良好な関係ができていると思います。厚労省から新しい制度などについての情報が入ってくるときにも、お互いに「何かないですか?」と聞き合いながらやっている感じです。連携はとれていると言えるんじゃないでしょうか。
高橋 本市は県庁所在市で、東北福島年金事務所も福島県で中心になっている年金事務所。ですから、課長である私が市町村を代表して連絡会議等に出席する機会も多いので、ほかの自治体に比べると年金事務所と接することが多く、互いに話しやすいという面もあると思います。
佐藤 実際、年金事務所にはよく相談に乗っていただいています。市に相談に来たお客様について何かあると「じゃ、うちにご案内してください」と年金事務所からおっしゃっていただくこともありますし。
橘内 それに、週1回、年金事務所の方が文書を市役所に持ってきてくださるんです。年金事務所で受け付けた免除申請や、お知らせ文書なども、「郵送するより、直接持って来たほうが早いから」って。
高橋 実は日本年金機構になる前の、まだ市が収納をやっていたころ、私は年金係だったんですが、当時は市と社会保険事務所で定期的にバレーボール大会やソフトボール大会などのレクリエーションをやっていたんですよ。そうした過去に築いたベースもあるから、若い職員たちも「郵送するぐらいなら、直接持っていきますよ」ということができる関係になっているのかもしれません。
佐藤 私たちも、新しいパンフレットなどができたと聞くと、「取りに行きますからー」と気軽に年金事務所に行きますしね。高橋課長から昔の話を日ごろから聞いているので、年金事務所に対する気持ちのハードルが低くなったというのはあると思います。
― 事務センターの対応はどうですか。
佐藤 事務センターの人は、返戻してくるとき、「ここをこう直してください」とか「この添付書類が必要です」「この病名とこの病名は関連があるので、こちらのほうも書類を出してください」とか、ちゃんと文書に書いて出してくださるんですよ。だから助かっています。