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栃木県佐野市 市民生活部市民課年金係

国民年金保険料免除の相談や申請の受付で、市町村の年金担当窓口が最も込み合うのが7月だが、そんななか、8月1日、栃木県佐野市が取材に応じてくれた。同市市民生活部市民課年金係の川村一美係長と伊澤知美主事補に佐野市の国民年金事業についてお話を伺った。

相談に見えたお客様の話をよく聞いて、疑問を探り当て、的確な手続に導く

――ところで、伊澤さんは入庁して、年金係に配属され2年目とのことですが、窓口対応ではどのようなことに苦労されていますか。

伊澤主事補 なかには、年金の手続で窓口にいらしても、何をしたらいいのか、どのように聞いたらいいのか、わからないというお客様がいらっしゃいます。そのようなときは、お客様の話をよく聞いて、年金制度やお客様の状況と照らし合わせ、お客様が相談したい内容を探り当てて、今やらなければならない手続を判断してお伝えするのですが、これがけっこう大変です。

――ご苦労もあることとは思いますが、若い職員が同性代の若者たちに年金制度の意義や重要性を直にお伝えしていくことは非常に説得力があるのではないかと思います。ところで、佐野市では二十歳での国民年金への加入状況はいかがでしょうか。

川村係長 佐野市の場合は、職権適用する前に自分から窓口に来て加入の手続をする人が比較的多いので助かっている、と年金事務所の方から聞いたことがあります。これも年金についての住民の意識が高いことの表れなのだと思います。
 また、お客様の話をよく聞くことは非常に大切なことです。特に、最近、相談に見えられる方が増えてきた障害年金の請求手続は、窓口に1回来ただけではなかなか済まなくて、何回か足を運んでいただくことになります。次回窓口に来たときには前回と違う職員が対応することもあります。そこで、相談内容を引き継いだ職員がスムーズに対応し、適正に手続を済ませていただくよう、お客様の話をよく聞き、それを記録に残し、年金係全体で情報共有しておくことが大切なのです。

――本日は、お忙しいなか、取材をお受けいただき、ありがとうございました。

佐野市のゆるキャラ「さのまるくん」を囲んで。右から大澤美希市民課長、川村一美年金係長、井澤知美主事補、小平桃江主事。

佐野ブランドキャラクターの「さのまるくん」

頭には「佐野ラーメン」のどんぶりをかぶり、前髪は麺。佐野発祥の「いもフライ」を刀代わりに腰に差した、佐野の城下町に住む侍。2013年ゆるキャラグランプリでグランプリに輝く。

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