国民年金第1号被保険者は1,505万人で減少傾向
厚生労働省は平成30年6月29日、「平成29年度の国民年金の加入・保険料の納付状況」を公表した。
【国民年金被保険者の加入状況】
国民年金第1号被保険者(任意加入被保険者を含む)は、平成29年度末現在で1,505万人と、前年度末より70万人減少した。これは厚生年金保険の被保険者数が4,264万人(平成28年度末)から4,356万人(平成29年度末)に増加したことによるが、公的年金全体では6,731万人の加入者となっている。うち、免除〔法定・申請(全額・一部)〕・納付猶予と認定された人は625万人となっている。未納者は157万人で、前年度末より22万人減少している。なお、第1号被保険者の年齢構成を見ると、最も割合が高いのが20〜24歳の22.1%、次いで55〜59歳の13.1%となっている。
【平成27年度分(過年度2年目)の納付率】
平成27年度末からプラス9.8ポイントの73.1%であった。これは平成27年4月〜平成28年3月分の保険料のうち、平成30年4月末までに納付された月数の割合である。
【平成28年度分(過年度1年目)の納付率】
平成28年度末からプラス6.5ポイントの71.5%であった。これは平成28年4月〜平成29年3月分の保険料のうち、平成30年度4月末までに納付された月数の割合である。
【平成29年度分(現年度分)の納付率】
対前年同期比プラス1.3ポイントの66.3%であった。鹿児島県を除く全県で平成28年度より上昇しており、特に青森県、福島県、北海道で上昇幅が大きくなっている。