大分年金事務所(大分県大分市)
適用は本部の指示に基づき計画を立て公平公正に実施
——大海慎一厚生年金適用調査課長
大海慎一厚生年金適用調査課長は、大分事務所には平成29年4月に赴任。その前は福岡の小倉南年金事務所に平成25年10月から、その前が平成24年10月から別府年金事務所に勤務していた。
大分事務所が管轄する事業所は今年3月末で約1万事業所。その7割が10人未満の事業所だ。産業を見ると、海岸線には工業地帯、大分市内は商業、湯布院のある由布市や竹田市にはホテルや旅館も多い。「事業所数が1万所を超え、問い合わせや窓口関係の業務も多く、お客様を待たせないように気を配りながら業務をこなしています」と大海課長は話す。課長を含め15名の体制で業務にあたる。
「適用促進でいえば、個別訪問や電話勧奨すると、家族だけでやっているとか、高齢などの理由で、なかなかご理解いただけない事業主がいます。お話をさせていただく中でご理解いただき、適用につなげていくのですが、なかなか事業主と接触ができないケースも多い」と大海課長は話す。
一方、適用調査では、加入事業所が、適正に届出しているかどうかを調査部門できちんと確認して、年金記録が正しい状態になるように努めている。
「本部から適用に関しての指示があるので、それに基づき事務所内の計画を立て、事業を進め、適用数を伸ばす、調査数を増やす、年金記録に誤りがあれば指摘をすると、粛々と適用促進を進めますが、やはりご理解いただいたうえで保険料をお支払いいただかないとなりませんので、それにはこまめな説明が欠かせません」と大海課長は話す。