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滋賀県栗東市 福祉部保険年金課

 4月21日、平成30年度市区町村国民年金事業功績厚生労働大臣表彰が行われ、滋賀県栗東市のほか3市区町村(秋田県南秋田郡大潟村・富山県南砺市・兵庫県神戸市)が受賞。国民年金事業に対する功績が特に顕著で、他の市区町村の模範となると認められた。東京で開催された表彰式に、栗東市からは野村昌弘市長が出席。表彰状が授与され、受賞の市区町村を代表して謝辞を述べた。今回は厚労大臣賞を受賞した滋賀県栗東市を訪ね、国民年金事業の取り組みについて、同市福祉部保険年金課の山本康子課長と同課年金係の竹山和代係長にインタビューした。

ウインドウ・マシーンの導入で記録確認は迅速化、
その一方で、年金事務所との間に意思疎通の溝も

――可搬型窓口装置、いわゆるウインドウ・マシーンを日本年金機構から貸与して、窓口の年金相談に活用しているということですが。

竹山係長 昨年7月、栗東市を所管する草津年金事務所から、滋賀県の市町村ではまだどこもウインドウ・マシーンを貸与されていないということで、当市での利用を勧められました。使ってみると非常に便利なシステムで、それまで、年金の記録はすべて電話で年金事務所に確認をしていたので、非常に手間も時間もかかり、しかも年金事務所に電話がつながらなかったりすると、お客様を待たせることにもなり、大変ご迷惑をおかけすることにもなっていたのですが、ウインドウ・マシーンを利用するようになって、年金事務所への記録照会の電話もだいぶ減りました。そうしたことから、滋賀県内の市で組織する国民年金部会におきまして、近隣市にもウインドウ・マシーンのメリットをお伝えし、導入を推奨しました。

 しかし、ウインドウ・マシーンを導入したことで、確かに仕事もやりやすくなり、効率化も図られたのですが、その一方で、記録照会などで年金事務所には電話を掛けにくい雰囲気になってしまいました。事務所にしてみれば、「ウインドウ・マシーンを貸与しているのだから、加入記録の確認はできるはずだ」という思いがあるのでしょうが、電話を通じた情報連携が閉ざされ、意思疎通に溝ができてしまったかのような印象を持ちます。

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