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大分県大分市 市民部国保年金課国民年金室

 大分市は人口約48万人(国民年金の第1号被保険者49,809人 平成29年3月末現在)。年金事務を行う国民年金室では、市民に提供する情報はもちろん、室内で共有する情報も職員みんなで意見を出し合いながら分かりやすく作成するなど、職員同士が意見を出しやすい風通しのよい職場となっている。大分年金事務所とも顔の見える関係ができており、見解の違いがあるときも「そういうことがあっても、お互いに内容を整理して確認し合えば解決する」という前向きなスタンスだ。大分市は来年8月の全国都市国民年金協議会の開催地。ホスト市として「都市間がつながって顔の見える関係ができ、年金実務の選択肢が広がる大会にしたい」と、大分市市民部国保年金課国民年金室の宮下佳代室長と、那須尚美次長は意欲を語る。

都市間の顔の見える関係をつくり、年金実務の選択肢を広げたい

―― 今後の抱負は、どんなことですか?

宮下 やはり来年8月の全国都市国民年金協議会を、皆さんにとって実りのある、来てよかったと思っていただける会にしたいということですね。各都市間の距離が縮んで、つながりのできる会にしたいなと。また、新たな取り組みとして、1日目はすぐに分科会に分かれて議論するのではなく、まず厚生労働省からの「最新制度説明会」を聞いて参加者全員が情報共有を図り、それから分科会に分かれて、都市間と厚生労働省、日本年金機構との間で活発な議論・意見交換をするという流れにしたいと思っています。

那須 各市からの質問に対して、厚生労働省、日本年金機構から回答をもらえる会にしたいですね。

宮下 九州ブロックのなかには遠方の全国大会に出席するのは旅費などの関係でできないところも多くありますが、今回は九州で開かれるせっかくのチャンス。九州ブロック各県でも県内都市に全国大会への出席を呼び掛けてくださっていますし、また、九州ブロック副担当県代表として全国大会開催をサポートしてくださる佐賀市・宮崎市の方もとても協力してくださっています。やはり全国大会に出席すると、ほかの厚生労働省、日本年金機構の方々とも距離が縮んで顔が見えるつながりができて、何かわからないことがあったとき「あ、あの人に相談してみよう」と聞きやすいですし、向こうも「あ、あのときの!」と覚えていてくださって、話しやすいんです。

那須 メールを送って相談する際にも、顔が浮かびますからね。

宮下 それに、全国大会ではほかの自治体の取り組みや事例を知ることができて、「こういう方法もできるんだ」と、選択肢が広がるんです。そういう全国大会にできたらいいなと思っています。

那須 「つながる」「広がる」全国大会ですね(笑)

―― 来年の全国都市国民年金協議会が早くも楽しみです。本日はどうもありがとうございました。

大分県大分市 市民部国保年金課国民年金室
 

(左)前列左から宮下佳代国民年金室長、右が那須尚美次長、後列左から田北香織さん、衛藤雅輝さん、森本佐知子さん、首藤厚子さん。(右)左から武田徹也さん、大塚敏孝さん、佐藤梢さん。

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