福井年金事務所(福井県福井市)
東尋坊(坂井市)は国の名勝・天然記念物に指定されている。
曹洞宗の総本山・永平寺(永平寺町)。
福井県は国内随一、恐竜の化石が多く採取される県。福井駅前には、県内で発見された恐竜の実寸大模型(一日中動いて吠える)や、恐竜の足跡の化石などが置かれ、人々の目を楽しませている。
職員が働きやすい職場環境をつくっていく
廣野和成副所長は、武生年金事務所(福井県)、平成25年10月に日本年金機構本部の厚生年金保険部徴収企画指導グループ、平成28年4月に同事業推進統括部厚生年金保険事業推進グループを経て、昨年10月に福井年金事務所に着任した。
同事務所には副所長が2名おり、廣野副所長は総務担当として人事・労務関係や年金委員関係、地域年金展開事業等を担当する。「職員が良い環境や雰囲気で仕事ができるよう、みんなの意見を聞きながら事業所づくりに取り組んでいます」と廣野副所長。いま進めている所内のレイアウト変更もまさにその一つである。
福井県は、もともと社会保険庁時代から社会保険委員会が設置されていたことから、現在も職域型年金委員数が約1,000人委嘱されており、平成25年に福井年金委員会を設立以降は定期的に役員会を開き、役員と協力連携しながら活動強化を図っている。
地域年金展開事業については、年金セミナー開催のためのPT(プロジェクトチーム)を若手職員を中心に設置し、県内3事務所で協力・連携して実施している。昨年度は16校(11高校、1大学、4専門学校)で実施した。セミナー開催の提案は、県内の全高校に対して行っているが、進学校ではスケジュールが詰まっており、開催が難しい面もあるが、継続してアプローチしていくとともに、特に前年度に実施した学校については引き続き開催できるようにしていきたい。
抱負は、職員の体調や健康に配慮し、仕事以外のコミュニケーションを充実させること。時間外勤務を減らし、仕事とプライベートのメリハリをつけられるようにしたい。「福井の人は一生懸命に仕事をするので、根を詰め過ぎてしまう傾向にあります。メンタル面にも気を配りながら、事務所全体の業務を効率化できるようにしていきたいです。職員数は増やせない状況ですが、特定の職員に仕事が偏らないように配慮していきたいと考えています」(廣野副所長)。