岐阜県羽島市 市民部保険年金課国民年金係
外国人技能実習生の加入・免除が昨年度は1,600件
羽島市は外国人技能実習生の加入・免除が多いのが特徴といえる。市内にはベトナム、インドネシア、ネパール、中国などから実習生を受け入れている団体が数多くある。名古屋から入国した実習生が最初の研修のためにまず住むのが羽島市である場合が多く、昨年度は1,600名が羽島市で国民年金に加入と同時に免除申請を行った。
「以前は会社が実習生全員を市役所窓口に連れてきて手続きしていたため、ズラ~っと長蛇の列が窓口にできていました。いまは団体の方全員分の書類だけをまとめて持ってきてもらうようにしているので混雑はなくなりましたが、毎週どっさりと書類が来ます(苦笑)」(佐藤課長補佐)。
実習生たちは羽島市内で研修を受けた後、全国各地の企業に雇用され散らばっていく。それまでに年金手帳を交付することが以前は可能であったが、広域事務センターで一括管理になった当初、実習生が転出した後にようやく年金手帳が交付され事態が発生するようになってしまった。
「受け入れ団体が1人ひとりに手帳を郵送しなければならず、負担をかけていましたが、最近、一括管理の混乱も落ち着いてきて、1カ月以内の交付も可能になりつつあり、ほっとしています」(矢島主事)。