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寒河江年金事務所(山形県寒河江市)

 山形県寒河江市はさくらんぼの一大生産地であり、「寒河江温泉」の名で知られる温泉地でもあるほか、慈恩寺や出羽三山関連の寺社仏閣が多い。寒河江年金事務所は、職員数21名という小規模事業所ではあるが、平成28年度はお客様の予約率、お褒めの言葉の数、国民年金保険料の強制徴収最終催告納付率が全国第1位となった。そこには、サービス向上や目標達成のため、職員一人ひとりが自分たちでできることを考え、全所体制で取り組んだという背景がある。

市町村職員の方との関係が大きな成果に繋がる

 管内の国民年金保険料の現年度納付率は、1月末時点で76.6%。年度末の目標は78.52%。平成29年度には80%大台にも手が届きそうだ。
 「私たち年金事務所職員の督励だけではこの高い納付率を維持していくのは大変。そのため、市町村の職員の方々の協力に頼るところも大きい。国民年金に加入する入口である市町村窓口で、丁寧な説明や口座振替等の案内をしていただくことが、未納を作らないための重要な初期対応だと思います」(清野課長)。
 そこで、国民年金課では平成28年度から、市町村との研修会を年2回、お客様相談室とともに実施し、交流の時間を設けるなどして連携強化に努めている。また、清野課長は「御用聞き」と称して、市町村に頻繁に出向き困りごとや不足している届書等の確認を行っている。直接会って話すことで、市町村職員との距離も近くなり、気軽に依頼や質問ができる雰囲気作りができた。「年金事務所はいつも市町村にお願いばかりしている。市町村職員の方々が、「またお願いか」と思うのではなく、「そういうことなら一緒にやろう」という気持ちになっていただけるような関係を作っていきたい」(清野課長)。

寒河江年金事務所の皆さん

左から、高澤有美所長、戸丸晃副所長、清野秀明国民年金課長、橋本悦子お客様相談室長

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