年金講座

筆者プロフィール 長沼 明(ながぬま あきら)

浦和大学総合福祉学部客員教授。志木市議・埼玉県議を務めたのち、2005年からは志木市長を2期8年間務める。日本年金機構設立委員会委員、社会保障審議会日本年金機構評価部会委員を歴任する。社会保険労務士の資格も有する。2007年4月から1年間、明治大学経営学部特別招聘教授に就任。2014年4月より、現職。主な著書に『年金一元化で厚生年金と共済年金はどうなる?』(2015年、年友企画)、『年金相談員のための被用者年金一元化と共済年金の知識』(2015年、日本法令)

 12月15日(火)は、一元化後の年金、10月分と11月分が支給されます。
 在職年金の支給停止など、厚生年金と共済年金を受給している人の激変緩和措置などが制度設計したとおりの年金額が振り込まれ、大きなトラブルが発生することなくこの日を迎えられるのかどうか、実施機関の関係者はここを確認しないと安堵できないと思います。
 今月は、読者のみなさんからいただいた質問から、筆者のほうで回答が用意できたものについて記します。引き続き、みなさんの疑問、質問をお寄せいただければと存じます(質問につきましては、ホームページ右上の「お問い合わせ」をご利用ください )。質問はなるべく具体的に記述していただき、法律上の解釈についてのお問い合わせは、ご遠慮ください。
 回答はすべてホームページ上からとさせていただきます。なお、すべての質問に回答することはできませんが、紙面づくりの参考にさせていただきます。

一元化に関係する本やセミナーの紹介
〜新著『年金相談員のための被用者年金一元化と共済年金の知識』発売など〜

(1)一元化セミナーについて

被用者年金一元化セミナーのご案内

 筆者が関係するセミナーを紹介します。
 平成28年1月16日(土)に社会保険研究所が主催するセミナーです。法律はもとより、政省令から一元化を勉強したい人には、おすすめのセミナーです。
 しかも、『政省令対応版 被用者年金一元化法の解説』(税込定価3,888円)がついて、10,000円というのは、破格の料金設定だと思います。
 とくに、大山均先生の解説は、長年、年金に取り組んできた人ならではの、奥の深い、含蓄ある条文解説になっています。
 なお、『年金時代』(社会保険研究所)の定期購読者には、2,000円の割引があるとのことです。
 【チラシ①】をご参照ください。

※1月開催の一元化セミナーは満員御礼となり、2月に追加開催することになりました。

満員御礼
 

2月27日(土)に追加セミナー開催決定!

詳細は、次のホームページをご参照ください。

【社会保険研究所】http://www.shaho.co.jp/shaho/

 

(2)平成28年度の年金額をいち早く知りたい人は、このセミナーに

 平成28年度の老齢基礎年金はいくらになるのか、平成28年度の改定率(平成27年度の改定率は0.999)はどうなるのかなど、マクロ経済スライドに基づく年金額をいち早く知りたい人、年金教室・年金塾を主催されている先生方におすすめのセミナーです。
 NPO法人年金・福祉推進協議会(理事長は初代・日本年金機構理事長の紀陸 孝氏)主催で、平成28年2月13日(土)開催です。
 平成28年度の年金額の資料がもらえて、会員は4,000円の受講料です。
 紀陸理事長が就任するNPO法人なので、リーズナブルな料金設定になっていると筆者は認識しています。
 なお、セミナーの詳細・申込方法などは、以下のHPからご覧いただけます。

 ▶ https://npo-nenkin.jp/announcement/index2.html
 

(3)一元化に関する本について

年金一元化後の公務員のあたらしい年金制度

 共済年金の大家・関根繁雄先生の本です。【チラシ②】をご参照ください。
 出版社は、一般社団法人共済組合連盟で、価格は税込540円です。2,000円以上の価値のある本です。まずは、手にとって、一読されることをおすすめします。

 

(4)一元化に関する長沼の新しい本について

年金相談員のための被用者年金一元化と共済年金の知識

 12月20日(日)に日本法令より、長沼明著『年金相談員のための被用者年金一元化と共済年金の知識』が発売されます。税込みで、定価2,484円です。【チラシ③】をご参照ください。
 amazonや楽天ブックス、honto、7netでも販売されると聞いております。いままで、長沼さんの本はインターネットでは取り扱っていないので、購入してもポイントが貯まらないというご指摘をいただいておりましたが、今回はインターネットでも購入できます。
 多くの市民のみなさんに読んでほしいと願っておりますので、読者のみなさんの地元の市立図書館・区立図書館にリクエストいただけますと、筆者としては、たいへんうれしいです。
 年末は、この1冊を読みながら、新年を迎えると、よい年を迎えられるのではないか、と祈念しております。

 それではみなさま、どうぞ、よいお年を!

年金講座バックナンバー

この記事はお役に立ちましたか?

ご評価いただきありがとうございます。
今後の記事作成の参考にさせていただきます。

また、他のページもよろしければご利用をお願いしておりますので、
検索機能」や記事の「 人気ランキング 」をご利用ください。

あわせて読みたい記事

人気の記事