日本年金機構で個人情報流出
平成27年5月28日、日本年金機構において、保有されている個人情報の一部が流出したことが判明した。職員の端末に対する外部からのウイルスメールによる不正アクセスが原因とされている。流出件数は表3のとおり。
日本年金機構では、不正アクセスが発見された時点でただちにウイルスに感染したPCを隔離し、契約しているウイルス対策ソフト会社に解析を依頼、検知したウイルスの除去を進めている。
現在のところ、基幹システム(社会保険オンラインシステム)への不正アクセスは確認されていないが、さらに精査を行う。
なお、流出の対象となった人については、個別に通知し基礎年金番号の変更を行う。6月2日以降、流出の対象となった人から年金の手続きがあった場合は本人確認を行ったうえで手続きを行う。
日本年金機構では、この度の件をうけて、機構内に外部有識者を含めた原因調査、再発防止等の委員会を設置し、情報セキュリティ対策のいっそうの強化に取り組むとしている。
■表3 個人情報流出件数