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くらしすとEYE
健康
掲載:2016年11月15日

高齢者の口腔ケア〜知っておきたいこと〜

口腔ケアの意識を変える

注意したいドライマウス

 噛む回数は、ひと口30回噛むことが推奨されています。しかしこれはなかなか難しい目標でもあります。そこでガムを噛むようにしてみましょう。1日2〜3回、虫歯予防に効果のあるキシリトール入りのガムを味がわからなくなるまで噛んでみます。虫歯予防の効果を表記している特定保健用食品の商品がおすすめです。ガムは自然に噛む回数が増えるうえに、カロリーもそれほど多くなく間食代わりになります。

 食事中しっかり噛むことも大事ですが、食事をしていない間にもガムを噛んで唾液をだすことで、ドライマウスを防ぐ事ができます。ドライマウスとは、口の中の唾液分泌量が減り、乾燥してしまうことです。口の中がネバネバしたり、噛む、飲み下しが上手くいかなくなる、味を感じにくくなる場合もあります。

 食事の時間以外でも唾液の量が減るということは、唾液による口の中の自浄作用(唾液による口のなかの殺菌効果)が低下することです。すると歯垢がたまりやすくなって虫歯が増えたり、歯周病が悪化しやすくなります。

 また、舌表面の付着物から口臭の原因になる舌苔(ぜったい)が唾液で流されにくくなって口臭が強くなる、さらには義歯の維持能力が低下することもあります。飲み物を飲んで口のなかを潤すことも良いですが、食事をはじめ、シッカリと噛む習慣をつけて唾液の分泌を促しましょう。

歯はいつ磨いたら良いのか

 歯磨きの目的は、文字通りの"歯を磨く"ということではありません。口の中の虫歯菌などの細菌を取り除くことです。ですから、磨くというよりは、歯ブラシを使ってブラッシングをして汚れをかき出すと考えて下さい。

■いつ磨く?

 実は、1日のうち何回、どういうタイミングで磨くのが良いかということはその人の歯の状況、つまり歯の本数、歯並び、虫歯や歯周病の有無などによって異なります。医学的にこれが正解という指針はありません。大切なのは、歯の状況にあわせた歯ブラシを使うことです。場合によっては歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスといった補助器具が必要な場合もあります。ですから、これは定期検診などで歯科医師にアドバイスを受け、自分にあった歯磨き(ブラッシング)方法を教わるのがベストです。

■就寝前は必ず磨く?

 確実にどの人にも当てはまるのが「就寝前の歯磨き」です。これは眠っている間は唾液の分泌量が減るので、唾液による殺菌能力が落ちています。しかも口の中に甘い飲み物などによる糖分や食べ物のカスが残っていると、雑菌のエサになります。するとますます口の中が雑菌だらけになり、虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいます。

■どこを磨く?

 食べ物のカスが残りやすい箇所を重点的に磨きます。「歯と歯の間」、「歯の根元」、「噛み合わせの面」にブラシを当てて磨き残しがないように丁寧に磨きましょう。

■電動? 手動?

 電動歯ブラシと通常の歯ブラシでは、どちらも長短があります。総合すると、どちらも歯磨きにかけている時間の長短のほうが効果に差がでるとされています。つまり、どちらの歯ブラシでも時間をかけて磨いているほうが効果があるということなのです。しかし、単に長ければ良いということではなく、正しく磨けているか、ということが重要です。過去には"1日3回、食後3分以内に3分間歯を磨く"という指針がありましたが、これは医学的根拠がないとして、取り下げられています。電動でも通常の歯ブラシでも「正しく」「丁寧」に磨くことが重要です。これを実現するには3分以上はかかるということを憶えておきましょう。

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