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くらしすとEYE
生きがい・社会参加
掲載:2016年4月15日

生きがい発見! セカンドライフ②
〜シルバー人材センターで子育て支援〜

  シルバー人材センターで働いてみると?

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長谷部 禎子ていこ さん(72歳)
草加市在住。保育士として40年近く草加市の保育事業に力を注ぎ、定年退職後、草加市シルバー嘱託職員を経て、68歳のとき会員になる。
会員としての現在の仕事は、親子のひろば「のび〜すく青柳」のスタッフ(リーダー)。また、草加市シルバーの理事も務めている。

Q 草加市シルバーに入会したきっかけは?

 2004年に保育士の仕事を定年退職して、初めは事務局の「職員」として草加市シルバーに"入職"しました。草加市ではその少し前から子育て支援事業に力を入れていて、草加市シルバーもその一翼を担い、親子のひろば「のび〜すく」の運営を始めていましたので、私は職員として主にこの事業全体を担当していたわけです。

 しかし、職員の仕事は若い方に引き継ぎ、「のび〜すく」だけに関わっていこうと思いました。これが"入会"のきっかけです。3年ほど前からは、職員ではなく「会員」として「のび〜すく青柳」の仕事をしています。

Q 「のび〜すく」の仕事はどのような内容ですか?

 「のび〜すく」は家庭で子育てをしている親御さんを支援する場所で、会員のスタッフには女性も男性もいて、今風に言うと「イクじい、イクばあ」だなんて自分たちを呼んでいます(笑)。

 「のび〜すく青柳」には8人の会員スタッフがいて、交替で仕事をしています。平均年齢は75歳くらい。1日のスタッフの人数は2〜3人で、月平均1人あたり8日くらいの仕事です。就業時間は「のび〜すく」の開設時間プラス前後30分で、午前9時30分〜午後4時30分です。

 「のび〜すく」には、①交流と遊び、②子育てに関する情報の提供、③子育てに関する相談・援助(助産師、栄養士、保育士)、④子育て・子育て支援に関する講座の実施、という4つの役割があり、相談・援助事業は資格を持ったスタッフや外部の専門家が担当し、それ以外の役割は会員が担います。具体的には、全体の見守りや、遊んだり、絵本読みや紙芝居をしたり、また、講座の日はサポートをします。

Q どんなことを心がけていますか?

 気をつけているのは、古い子育てのやり方を押しつけないこと。相談を受けたとき、私の場合は保育士としてしっかりしたアドバイスをするように努めています

 月1、2回はスタッフ会議を開いて情報の共有やいろいろな企画について話し合い、準備をします。今どきの子育ての勉強もします。

Q 仕事にやりがいを感じるときは?

 お母さんたちから「ここがあってよかった」「来ると安心できます」という言葉をいただくので、役に立っているんだと感じることができます。

 幼稚園や保育園に通う時期になると、そこから情報が得られたり、交流ができたりしますが、0〜3歳児の子育ては孤独になりがちです。両親や頼りになる知人、友人が近くにいない人は多いですし、地域の子育てをする力がいまは弱くなっていますから、「『のび〜すく』で力になろう」という思いで草加市シルバーの諸先輩がこの事業に取り組み、軌道に乗せて今に続いています。

 私は保育士の経験がありますので、子育ての相談にのれますし、話を聞いたり、寄り添ったり、自分にできることで、これらからも若い世代の子育ての支えになっていきたいと思っています。

Q ご苦労はありませんか?

 この仕事が大変だと思ったことは一度もありません。月8日程度ですから、無理なくできています。保育士の資格がなくても就けますので、前職はまったく違う仕事をしていたスタッフのほうが多数です。男性スタッフは、最初は戸惑いもあるようですが、男性のほうがなつきやすい子もいて、そんなお子さんと一緒に過ごすうちに、自然に楽しそうに仕事ができるようになります

 この仕事がしたくて会員になったという人もいますし、会員になってからこの仕事を希望した人もいますが、いずれにしても3か月間は試用期間で、体力的にどうか、また、「のび〜すく」は少し交通が不便なので通勤にかかる時間や方法などを体験してから決められます。

 草加市シルバーの仕事は最長5年で交替するので、スタッフはときどき入れ変わります。交替するとき、「60歳を過ぎてから、こんなに素敵な仕事ができるとは思っていなかった。よかった」という会員の声が多いです。

Q 保育の仕事に関わり続けていることをどう思いますか?

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 とても幸せだなと思います。経験が活かせますし、何よりお子さんたちがかわいくて、元気も喜びももらっています。ハイハイができた、歩けるようになった、お話しができた、ケンカをしたり、お友だちと遊べるようになったり……3歳までのいろいろな成長の様子に触れ、ひとときを一緒に過ごさせてもらい、そのお子さんたちが保育園、幼稚園、小学校へと成長して、ときどきこの窓の向こうから手を振ってくれたり、お母さんもお買い物のついでに寄ってくださって、「幼稚園ではこうなんです」なんて話をしてくれるのです。うれしいです。

 現役のときとは違い、ゆったりと働いているせいか、まわりの人から「表情がやわらかくなったね」といわれています。ありがたいことに今は年金をいただいていますので、生きがいのために働いているようなものです。自分の生きがいのために働いて、喜びをいただいているというのが実感です

 いま、子育て支援がいっそう求められていますから、かつての職場の保育士の後輩に会うと、「やりがいがあるよ」「楽しいよ」といってここに来るように呼びかけています(笑)。

理事もされていると聞きました

 はい、理事として草加市シルバーの運営にも関わっています。理事は12人中4人が女性です。理事の活動は、運営のための会議から、新会員研修での説明、シルバー事業のPR、ボランティアなどいろいろあり、私はイベントやお祭りのときの司会を任されたりして、そうしたことにも楽しんで取り組んでいます。

会員になることを考えている方へメッセージを!

 私には生きがいになっていますので、会員になって自分に合った仕事を見つけるといいなと思います。社会とかかわりをもって働いていると、健康にいいですし、気持ちが晴れ晴れします。

 「今日行くところがある、今日することがある」、定年を過ぎると、このことがとても大事なことに思えます。キャッチフレーズのとおり、シルバー人材センターは「仕事がある、仲間がいる、出会いがある」ところです。女性も男性も関心のある方はぜひいらしてください。

■草加市シルバー人材センター ウェブサイト
http://www.soka-silver.com/


■あなたのまちのシルバー人材センター
http://www.zsjc.or.jp/center/anatano
(全国シルバー人材センター事業協会 ウェブサイト内)

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