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【市民セミナー】
自宅で暮らし続けるための住まいの整備
〈年住協 市民セミナーより〉
質疑応答

Q 家の中の温度差が小さいことがポイントの1つとのことですが、どれくらいの温度差があるのか、温度を測ってみないとわかりません。自分の感覚で判断すればいいのでしょうか。

A 1回ぐらいは温度計で測って、これぐらいというのを実感としてわかっていただいたほうがいいと思います。ゾクッと寒いのはだいたい何度ぐらいなのか、確かめてみるといいでしょう。温度差を小さくするには、冬場は浴室や脱衣所などに簡易な電気ストーブがあるだけでも違います。トイレの便座に暖房が入っているものも、便座のふたを閉めておくより開けておいたほうがいいといいます。放熱の範囲が広くなりますから。

Q 「段差はリハビリになるからあったほうがいい」ということを聞いたりしますが、その考えはどうでしょうか。

A 私は、それは違うと思います。日本の家屋で真っ平らにすることはまず不可能です。どこかに段差ができてしまうのは、もちろんしょうがない。でも、今までどおりの段差を残すのはダメだと思っています。できれば段差はどこかでまとめてほしい。段差があることを五感で感じられるようにしておいていただくといいと思います。たとえば段差があるところにテープを貼るとかカーペットの色を変えるとか、色の区別をつけるようにすることです。それから、段差があるところは下がったり上がったりと動作が変わるところですので、そういうところには、ちょっとしたものでいいので手すりを付けたいですね。

Q 高齢になるとまぶしさを感じるようになるというお話がありました。最近は蛍光灯の色も、白熱灯とか暖色系とかいろいろな種類のものが売られています。部屋の中だと、どういうものが効果的でしょうか。

A 今まで日本は本当にカンカンに明るくするのが好きでしたが、全体を明るくするのはとてもまぶしいです。ですから、必要なところを明るくするように部分的な照明と組み合わせてください。一番いいのは間接照明といいますが、直接照らさずに、たとえばカーテンを照らすとか壁を照らす。その照り返りはやわらかい光になるので、まぶしさはずいぶんとなくなります。ただし、それはガンガンに明るいわけではないので、手元はスタンドなり何なりで照らします。

 それから、色温度といいますけれど、昼間は青っぽい光でいいのですが、夜、寝る時にその色ですと目が覚めてしまい、寝られなくなる。太陽も夕方になると赤っぽい光になってくるように、黄色い光にすると眠りにつきやすくなります。体がそのようになっているのです。最近は賢い照明器具が出ていて、色温度を変えられるものもあります。朝や昼間は青っぽく、夕方になると黄色っぽいものになさるといいでしょう。まぶしさに対しては、カバーで調節されるのがいいと思います。

 いま、電球はLEDが増えていますね。LEDは寿命が長いので頻繁に換えないですむところがいいわけです。LEDも昔は青っぽくて寒々しい色しかなかったのですが、最近はいろいろな色があります。ですから、LEDの色を使い分けしていただけたらいいと思います。

Q 枕元にLEDの電気スタンドを置いて使っていますが、LEDだと眠りを妨げるという話を聞いたのですが、どうでしょうか。

A 光を直接見ないように、壁に1回照らして反射光にするといいですが、本をお読みになりたいのでしたら、明るさが欲しいですよね。先ほど言いましたように、青っぽい光ですと眠りを妨げますが、いまは黄色っぽい光のLEDもありますから、寝る時に使うのだったら黄色味を帯びたものに球を換えることをお勧めします。覚醒度がずいぶんと違います。それをお薦めします。

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