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くらしすとEYE
生きがい・社会参加
掲載:2016年4月15日

生きがい発見! セカンドライフ②
〜シルバー人材センターで子育て支援〜

 

 これまで職場が中心となっていた生活は、退職を機に大きく変わっていきますが、職場という活動場所がなくなることに不安を感じる方もいるかもしれません。でも、変化は大きなチャンス。家庭を生活の基本にしながら、同時に家庭の外にも活動の場を広げていく絶好の機会です。シリーズで、退職後のさまざまな活動の場をご紹介します。

人それぞれの社会貢献ができる場

前歴を活かす仕事、新たにチャレンジができる仕事

埼玉県の草加市シルバー人材センター 坂本百合子事務局長
草加市シルバー人材センター
事務局長 坂本 百合子 さん

 前号に続いて、「シルバー人材センター」をご紹介します。草加市シルバー人材センター(以下、草加市シルバー)の坂本百合子事務局長にお話を伺います。

 シルバー人材センターの仕事というと、公園の清掃や草とり、駐輪場管理などをイメージする方が多いのですが、実際に会員が行っている仕事は実にさまざまです。たとえば、元学校の先生たちによる小学生のおさらい教室、企業出身者によるパソコン教室、手先が器用なら賞状などの文字を書く仕事(筆耕)や、自転車・家具のリサイクルなど、知識や技術が活かせる仕事だけでなく、研修を受けて新たにチャレンジできる仕事もあります。シルバー人材センターには、自分らしいセカンドライフを送るための仕事に出会うチャンスがたくさんあるといえます。

会員が講師となるカルチャー教室を開催、草加市シルバー人材センター

 全国のシルバー人材センターでは、地域のニーズに応えたり、会員の特技や資格などを活かしたりして独自な活動を行っています。

 「シルバー人材センターはいろいろな仕事や経験を積んできた方々の集団です。知識、技術、経験の宝庫ですから、さまざまな仕事に対応することができます。草加市シルバーで独自に取り組んでいる事業として、襖・障子の張替え、ヘアカットサービス、教師経験のある会員がゆっくり子どもに向き合う少人数学習教室、会員の得意なことを活かして講師になってもらうカルチャー教室などを行っています。カルチャー教室は、水彩画、写真、手づくりパン、詩吟、英語、中国語、卓球など多彩に展開しています。」(坂本事務局長)

注目される子育て支援の取り組み

埼玉県の草加市シルバー人材センター 坂本百合子事務局長
スーパーの一角に位置する「のび〜すく青柳」

 また、草加市シルバーでは、前回ご紹介した「ちょこっと手助けサービス」「認知症高年者家族やすらぎ支援」といった地域の高齢者の支えになる仕事とともに、子育て支援の仕事にも力を入れています。そのひとつとして、親子のひろば「のび〜すく」があります。

 「お母さんたちが"のびのび"できれば、子どもは"すくすく"育つ、そんな思いから『のび〜すく』と名づけました。いわば、おじいちゃんおばあちゃんが見守る"ひろば"です。核家族化や少子化が進み、ご近所関係も希薄になるなか、子育てへの不安や負担が重くなっているお母さんお父さんが増えてきました。そこで、親子がいつでも自由に行け、安全で安心して過ごせる居場所をつくろうと、草加市の支援を受けて取り組んでいる事業です。現在、市内2カ所(旭町と青柳)で運営しています。」

 最初(2003年)にオープンした「のび〜すく旭町」は、商店街の空き店舗を活用したことから、「子育て支援」「高齢者の活躍」「空き店舗活用」の一石三鳥の事業として全国から注目されました

 事業内容にも関心が集まり、若いお母さんとそのお子さんの利用が伸びて、2007年には2カ所めの「のび〜すく青柳」がオープン。こちらは大型スーパーマーケットの協力のもとテナント施設の一角に位置し、買い物に出るときに利用できる便利さもあって、やはり人気の施設です。

■親子のひろば「のび〜すく」ウェブサイト
http://www.nobi-suku.com/

子どもとゆったりした気持ちで過ごせる

埼玉県の草加市シルバー人材センター 坂本百合子事務局長
「のび〜すく青柳」の絵本の時間

 「のび〜すく」の対象は0〜3歳児とその保護者。子どもたちにとってはおじいちゃんおばあちゃん世代にあたるシルバーの会員がスタッフとして親子を見守り、時間によっては紙芝居やリズム遊びなどを一緒に行います。季節の行事を催したり、子育ての相談、専門講師による子育て講習会なども随時開催します。わずかな費用で利用でき、毎日30〜40組の親子が訪れています。

 取材で「のび〜すく青柳」を訪問したときも、お子さんパワーが全開。元気に遊ぶ子、すやすや眠る子、スタッフのおじいちゃんおばあちゃんと笑い合っている子、そんな我が子を笑顔で見つめるお母さんたちでいっぱいです。

 もうすぐ1歳というお子さんを連れて来ていた30代のお母さんは「週3回くらい来ます。ここで知り合ったママ同士でお話しができたり、スタッフのみなさんも気さくに話しかけてくださったりしますので、子どもとゆったりした気持ちで過ごせます。相談もできるので安心感もあります」と話していました。


 次のページでは、「のび〜すく青柳」のスタッフとして活躍している草加市シルバーの会員、長谷部禎子さんから体験談をお聞きします。

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〜シルバー人材センターで子育て支援〜

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