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くらしすとEYE
健康
掲載:2015年4月15日

歯の健康とヘルスケア

  怖い歯周病〜生活習慣病とも関連

  最近では歯の健康の大切さが広く認識され、食事のたびに歯を磨く人が増えていますが、歯の健康問題が全身にまで及ぶ怖さを知っている人はどれくらいいるでしょうか。特に中高齢になると、歯の病気が生活習慣病にも影響を及ぼすことがわかっています。より元気で長生きするためにも歯の健康について考えてみましょう。

歯を失う原因は?

 歯周病はほとんどの場合、痛みもなく進行するため自覚されないことも多いのですが、日本人の約8割以上がもっているといわれています(厚生労働省「e-ヘルスネット」より)。歯周病の原因は大きく4つあります。それは、歯周病菌、喫煙や不規則な生活習慣、ストレスなどの環境要因、遺伝です。
 歯周病は歯磨きが充分に行われずにいると、プラーク(歯垢)に含まれる歯周病菌が繁殖して、歯肉(ハグキ)が炎症を起こして腫れてくるものです。さらに歯と歯肉の隙間で歯周病菌の繁殖が続くと歯と歯肉の隙間が深くなり、炎症が拡大して腫れがひどくなります。最終的には歯が抜けてしまうこともあります。

 歯を失う最も大きな原因、それは虫歯ではなく、歯周病です。そのうち半数はしっかり歯磨きを行ってセルフケアをすれば治せる段階で、残り半数が医療機関での治療が必要な段階にあるといいます。日頃の歯磨きのほか、定期的に受診してメンテナンスをしていくことが重要です。

歯周病と糖尿病

 これまで歯周病は歯の周囲の病気だと考えられてきました。しかし、歯周病はもっと奥の深い病気であることがわかってきました。例えば、生活習慣病である糖尿病に罹っていると歯周病になりやすく、症状が悪化しやすくなります。
 糖尿病は様々な感染症にかかりやすくなるといわれていますが、歯周病もその1つです。つまり、歯周病菌という細菌の悪影響を受けやすくなるからです。糖尿病の場合、高血糖状態が続き、血管がもろくなりやすくなります。歯肉の血管が傷むことで歯周病菌が入り込み、歯周病が進行しやすくなるのです。
 しかも、歯周病から糖尿病になりやすいという逆の影響も明らかになってきました。歯周病により、歯肉の中で作り出される炎症性物質は、血糖をコントロールするホルモンであるインスリンの働きを妨げ、糖尿病を悪化させる可能性が明らかになってきたのです。歯周病の治療を行うことで、インスリンの働きが改善することも報告されています。
 糖尿病と歯周病は相互に悪影響を及ぼす関係にあるため、歯周病予防は重要な生活習慣病対策なのです。

全身に悪影響を及ぼす歯周病

 さらに、歯周病は脳血管の病気、心臓血管の病気など全身の様々な病気を悪化させる原因となります。
 歯周病菌の刺激で、脳内の血管を狭めたり詰まらせたりして脳卒中になる危険性が高くなることが報告されています。また、心臓周囲の冠動脈も歯周病菌の刺激で、同様に血管が狭くなったり詰まったりして心筋梗塞になる可能性が高くなることがわかってきました。
 特に、血圧、コレステロール、中性脂肪が高めの人は、「脳梗塞」「心筋梗塞」などの病気になりやすいといわれています。そこに歯周病菌の刺激が加わると更にそのリスクが高まりますので、徹底した歯周病の予防と治療が必要と言えます。

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