HOME ≫ くらしすとEYE ≫ 介護 ≫ 老後の暮らしを支える介護施設、どうやって選ぶ? ≫ ①介護施設ってどんなところ?
くらしすとEYE
介護
掲載:2013年10月15日

老後の暮らしを支える介護施設、どうやって選ぶ?

  介護施設ってどんなところ?

高齢化社会に伴い、施設の形態は多様化

 介護施設とはその名が示すとおり、自宅で介護を受けることが困難な人が入居し、食事や入浴、排泄などのお世話をしてもらいながら暮らす所といったイメージを持たれている人が多いかと思います。もちろん、そういった理由で施設を利用する人も多いのですが、高齢化に伴って介護施設の形態は多様化してきています。また、利用者側も介護以外の面に利用価値を見出し、入居する人も増えてきています。とは言え、入居を希望してもすぐに入れるとは限りませんし、その人の経済事情によっては入居を断念しなければならないかもしれません。そこで、介護施設にもさまざまな選択肢があることを知っていただくために、介護施設についていろいろな側面からお話します。

公的介護保険施設から民間のものまで

 介護施設は、公的介護保険の施設(3種類)とそれ以外の施設に大別できます。介護保険を利用しない介護施設には、公的機関が運営するものや民間が運営するものなど、さまざまな種類があります(図1)。

図1 介護施設の種類


図1

公的介護保険の施設

 「要介護認定」を受けて要介護1以上であることが必要です(要支援の人は利用できません)。かかる費用の1割を自己負担で利用することできます。

●介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

 常に介護が必要で、自宅での介護が困難な人が入居して、介護や機能訓練を受けます。

●介護老人保健施設

 病気やケガなどの治療後、リハビリテーションを必要とする人が入居して、介護や機能訓練を受けます。将来は自宅に戻ることが前提となります。

●介護療養型医療施設

 病気やケガなどの治療後、長期の療養や医学的管理を必要とする人が入居して介護や医療ケアを受けます。

介護保険制度以外で公的な認可を受けた施設

【老人福祉施設】

●軽費老人ホーム

 厚生労働省の認可を受け無料または低額でサービスを提供する老人ホームです。60歳以上で健康に問題がない人が入居して、主に食事などの支援を受けます。

A型:食時の提供がある施設。

B型:自炊を原則とする施設。

C型:ケアハウスのこと。全室個室で食事の提供がある。

●認知症高齢者グループホーム

 認知症の人が介護や機能訓練を受けながら、5〜9人で共同生活を送ります。

【住宅機能がメインの施設】

●サービス付高齢者向け住宅

 国土交通省・厚生労働省の共同管理のもと都道府県が登録・管轄する高齢者向け住宅で、安否確認や生活相談などのサービスが提供されます。

●地域優良賃貸住宅

 自治体の認定を受けた、低額で入居できる住まい(高齢者向け、障害者向け、母子家庭向け)。介護サービスや食事などの提供はありません。

民間の運営による施設

●有料老人ホーム

 高齢者が快適な日常生活を送るための施設。サービス内容は、「住まい」としての機能が中心の施設から介護スタッフや医療スタッフが常駐している施設、洗濯・掃除などの家事サービスがある施設まで、さまざまです。

目的と予算にあわせて選ぶ!

 介護施設には様々な形態があることがわかりました。その中から施設を選ぶときには、入居する人の健康状態や目的、予算にあわせて選ぶことが大切です。また、将来は自宅に戻るのか、生涯そこで過ごすのかといったライフプランも明確にしておきましょう。(表1

表1 介護施設の特徴

  要介護認定の
要・不要
その他の
入居条件
提供される
サービス
費用 入居までの
待機時間
入居期間 生活の
自由度
介護保険制度の施設 介護老人
福祉施設

(要介護1以上)
介護保険制度の
施設サービス
比較的
低額
長い 長期
(終身)
制限
される
介護老人
保健施設

(要介護1以上)
・リハビリが必要
・将来は在宅復帰
介護保険制度の
施設サービス
比較的
低額
長い 3〜6か月 制限
される
介護療養型
医療施設

(要介護1以上)
・長期の療養や医学管理が必要 介護保険制度の
施設サービス
比較的
低額
長い 長期 制限
される
介護保険制度以外で公的な認可を受けた施設 軽費
老人ホーム
不要 ・60歳以上で健康上問題がない A型とC型は
食事提供
比較的
低額
長い 長期
(終身)
比較的
自由
認知症
高齢者
グループ
ホーム
不要 ・認知症がある 介護保険制度の「共同生活認知症共同生活介護」(居宅サービス) 比較的
低額
長い 長期
(終身)
制限
される
サービス付
高齢者向け
住宅
不要 安否確認、
生活相談など
比較的
低額
長い 長期
(終身)
比較的
自由
地域優良
賃貸住宅
不要 なし 比較的
低額
長い 長期
(終身)
比較的
自由
民間の施設 有料
老人ホーム
不要 施設による。
要介護認定を受けている人は介護保険制度の「特定施設入居者生活介護(居宅サービス)。
高額な
場合が
多い
比較的
短い
長期
(終身)
比較的
自由
この記事はいかがでしたか?
ボタンを押して評価してください。
この記事の感想をお寄せ下さい。
bottom_maincontent

老後の暮らしを支える介護施設、
どうやって選ぶ?

bottom_sidecontent
年住協サポートサービス
住環境整備促進
一般財団法人 年金住宅福祉協会
一般財団法人 年金住宅福祉協会
このページのトップへ